薬王堂気まぐれ通信使№760  2016-9-22
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

第51回・薬草に親しむ会が三次市吉舎町安田で開催されました。
午前10時、現地集合でした。
毎年のことながら私は指導者として参加しました。
あいにくの雨、それでも約150人の県民の方が参加くださいました。
我が家から安田までは約1時間40分くらいかかると見積もります。
広島空港まで山陽自動車道で行き、そこから世羅町までフライトロードを利用します。
世羅町から吉舎町までは一般道、安田までは福塩線で一区駅の距離にあります。
普通は朝方、植物や薬草観察に当てられますが雨のため、午前中に各指導者からの話をしました。
場所は安田小学校講堂を使用させてもらいます。
私は皆さん食事を済ませて12時半ころから話をしました。
何を語ろうか?と思いましたが数年前に同地区の植物を調査された桑田先生のリストに薬に使う植物や民間薬の名前を書き込み配布したので真っ先に出るアオツヅラフジについてしゃべることにしました。
アオツヅラフジは漢名で「木防已」と記載されます。
ところが中国では「木防己」、分かりにくいと思いますが巳・己・已にはそれぞれ違う意味と読み方の違いがあります。
図表にして表しましょう!



中国で記載される「木防己」は「モクボウキ」と読めます。
普通、日本では「木防已」と書き読みは「モクボウイ」と読みます。
この3種類の漢字は全く違う字なのですが日本に伝わって混同され、はっきり区別されていないようです。
そのことを参加させた方々に説明しようと思ったのですが急に思いついたことを語れず私が混乱してしまいました。
つけ刃で事に望むことはいけませんね。
午後から雨がやみ近くを歩いてみます
私のグループは約7~8人、先ほどのちぐはぐな話を聞いて集まる人が少なかったようです。
それでもフィールドに出ると嬉しくなります。
思いつくまましゃべりましたね!


雨の中のヒガンバナ



先ずは
アオツヅラフジ
キバナアキギリ
ミズヒキ
ゲンノショウコ
ヒガンバナ がきれいです。


ナンテンハギ
ツリフネソウ
オオバトキリマメ(タンキリマメ)?
オトコエシ
クサギ
ノコンギク
カナムグラ


観察コース


逃げ出したのか?ニラの花が咲いています。
今はヒガンバナの満開の時期、


近くのお寺にもヒガンバナの路が出来ていました。
運転をしてくれたのは何とかついて来た次男でした。
この地区では希少種のダルマガエルが生息していることで有名です。
近くの用水池ではウシガエルが鳴いていました。
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