薬王堂気まぐれ通信使№738  2015-7-5
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

色々なラン科の植物が花期を迎えています。
古い分類法かもしれませんがランの種類は、被子植物門 単子葉植物綱 ラン科の植物として分類されます。
5日、近隣の山道で出合ったラン科植物を紹介してみましょう。

先ずオオバノトンボソウ、図鑑によればノトンボソウと記されているものも有ります。
ひっそりとした暗い林の中で単独に生育していますがよく目に留まります。


コクラン

コクラン、これは海岸線に近い林に多く見られましたが採掘され株数が減少しています。

日当たりのいい湿地にはカキランの花が咲いています。
花の色が黄色・赤・ピンク・緑と目につきます。

ムヨウラン 花は終わっていました。


今日、見たかったのはムヨウランの花でした。
しかし花の時期は終わっていました。
正確にはホクリクムヨウランという種類だと思われます。
広葉樹下の水はけの良い斜面、2~4畳分の広さの中に花の終わった株を数本見つけることが出来ました。

比較的明るい松林を歩いていると見慣れない葉に出会います。
何だろうと辺りを見回すと一株だけ花をつけた株が有りました。
撮影してみます。


ジガバチソウ


これは、ジガバチソウのようです。
ジガバチとは尺取虫などを捕まえて針で麻酔し生きたまま卵を産みつけ地下に埋蔵する蜂の種類、その後、尺取虫を餌にしてジガバチの幼虫は成長するんだとか!
花がジガバチに似ているのでそう呼ばれるのか?ジガバチが受粉を手助けするポリネーターの役目をするからそう呼ばれるのか?


ジガバチソウの花の構造


久しぶりにイシガメを見ました。
自然は不思議な世界です。
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