薬王堂気まぐれ通信使№735  2015-4-29
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

連休がはじまりましたね。
私は暦どおりのお休み!
29日は近くの山に登ることにします。


午前11時に出発、のんびりと歩きはじめます。
ヤマミミズがSOSを発信しています。
カンアオイが有りました。


サンヨウアオイか? ミヤコアオイか?
枯葉の中の花を見てみましょう!
サンヨウアオイはガク筒が膨れて六つに分かれます。


ミヤコアオイは膨れた場所がなく格子状の筋模様が入り雄しべ(完全雄ずい)は12本あるとされます。
これはサンヨウアオイのようです。
虫媒花でしょう!
ニガナの仲間
コナスビ
カタバミ
コガクウツギ
キランソウ
ナツハゼ
右巻きのヤマフジ
左巻きのフジ
コバノガマズミ
ミヤマガマズミ


ミヤマガマズミの花


アカメガシワ
ウラジロ
シハイスミレ
これはツボスミレでしょうか?
ムベが咲きヤマツツジが赤い花をつけています。
ヤマツツジと同じく雄しべが五本の小ぶりのツツジは広島県と山口県に自生するヒメヤマツツジ↓


ヒメヤマツツジ


堰堤から右にしか登ったことがことが無いのですが左に道が続いています。
初めての山道です。
70年と少し前、松の樹脂を集めた痕跡が残っているということは人が利用していた山道!
途中の水道に、モウセンゴケがたくさんあります。
小さな昆虫が捕らえられています。


モウセンゴケ


さらに登ります。ヤブツバキはもう終わりです。
枯葉が目に入ります。
アカガシと思われます。
そばにある皮が剥がれた樹木がアカガシでしょう。
尾根筋に出てきました。
以前からこの山道を降りるとどこに行くのか?疑問に思っていた箇所です。
山頂の岩場で昼食にします。


春風に 過ぎし人々 思い出す あと何年で わしも行きます


春とはいえ日差しはもう初夏、気の早いセミの声も聞こえてきました。
マルバアオダモの白い花が風に揺れていました。
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