薬王堂気まぐれ通信使№710  2014-5-4
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

連休、宮島に行ってみました。
世界遺産となってから特に宮島は人人人・・・で賑わっていました。
丁度、昼時で食事をとる場所は混雑していました。(アナゴ飯はうちの方が美味いのに・・)
宮島に上陸してからは人を避けて裏道を歩きます。
少し高いところから鳥居や千畳閣・五重塔が見られます。


雄鹿がいます。
伸びかかった角が鹿茸としてちょうどいい状態でした。
宮島にしか見られないアオテンナンショウ、淡緑色の仏炎苞の先が長く伸びています。
そばにナンゴクウラシマソウが糸を垂らしていました。


ナンゴクウラシマソウ


これらサトイモ科の植物は鹿も食べない有害植物、口にすると激しい痛みに襲われます。
大元公園まで行ってみましょう。
今日はここから頂上を目指すことにします。
来た道を振り返ると大鳥居から大聖院にかけての滝町筋は古くから人の住んでいた場所で西暦1555年の厳島合戦時当日は争いの場所になったといわれています。
毛利勢に追われた陶晴賢軍は滝町を経て大元公園のある場所に集結、陣を立て直そうとしたけれど時巳に遅く、毛利方の小早川、吉川勢に追われ100人あまりが大元公園から山頂を目指して逃げたと記録に有りました。
きつい山道は信仰の道として巳にあったのでしょう。
2~3度、休憩をとりながら標高500メートルの駒が林(西斜面岸壁)を目指します。
2時間くらいかかってやっと開けた尾根筋に出ました。
そこから一枚岩の駒が林頂上に登ります。
ここから見られる瀬戸内海は綺麗でした。


駒が林頂上から瀬戸内海


駒が林も古戦場の一つです。
消えずの火があるお堂に行く途中、深山神社に詣でます。
あまり知られていませんが深山神社は宮島の奥宮、神道歴史に名を残す由緒有る拝殿です。
私以外に礼拝者は居ませんでした。
トカゲが体を温めています。
途中、ヒメヤマツツジが満開でした。
白く花を咲かせる樹木は何だろうと思いましたがハイノキ科のクロバイのようです。


クロバイ


ハイノキも白い花を咲かせていました。
ツガ
ヤマグルマ
アオダモ(コバノトネリコ)
岩にはマメヅタランがびっしりと張り付いています。
弥山まで登り人を避けるようにもみじ谷に至る道を下山します。
タゴガエルが鳴いています。
ハマクサギ
ミミズバイ
ハスノハカズラ
・・・
宮島は何時来てもいい!

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