薬王堂気まぐれ通信使bU93 2013-9-16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
野呂山中腹より川尻〜蒲刈島を望む
瀬戸内海が見渡せる野呂山にカワミドリを見に行ってきました。
カワミドリ
カワミドリ Agastache rugosa シソ科 (牧野日本植物図鑑=くちびるばな科 かはみどり)
ラテン名でAgastacheとは強い穂という意味で、rugosaとは皺(しわ)のように縮れたという意味らしい!
なるほどカワミドリの花を見てみると強い茎(シソ科は茎が四角になる)の上に穂状に唇弁のある花がたくさんついている。
群生に近づくと独特の香気が漂い、これがカッコウのにおいなのか!と思わせた。
パチョリーは日本には自生せず広東省で採れることからコウカッコウの名前がある。
代用としては問題があるが中国四川省あたりではカワミドリをセンカッコウとして薬用に用いている。
実際にカワミドリは、ある種の真菌やスピロヘータに対して増殖を抑制する働きがあるらしい!
パチョリーは香水として利用されており、学名は Pogostemon cablin とある。
Pogostemonとは意味不明だがPogoとは髭(ひげ)のように多いことを言うらしい!
蒲刈島を見下ろす丘にカワミドリは群生していました。
香気がある為なのでしょう、さまざまなチョウが飛来して蜜を吸っています。
近くには
ヌスビトハギ
ママコナ
ミヤマシキミ
サンアクヅル
ヒガンバナ
ヤブマメ
ヤマシロギク
等が見られます。
近くに大芝島が有ります。
この島の北端に気になっていた灯台らしきものがあるので行ってみました。
小高い丘の突端にその灯台らしきものは有ります。
前回来たのは2006年だったか?
まだ立っていました。
島の突端にある灯台標識?
恐らく赤い灯は点かないのでしょうが近くを通る船にとってはありがたい標識です。
キカラスウリやエビヅル、アマチャヅルを確認します。
ハート型の小芝島を見ながら島を後にします。
大芝大橋を渡る頃にはすっかり日が傾いていました。
大芝島より安浦方面
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