薬王堂気まぐれ通信使bU89   2013−7−14
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

1年に一度、今日は妻と行動を共にします。
温泉に行こう!
目的地は車の中で決めることにします。
10分も走ると妻がこう言います。
「鍋の火を消したかしら??」
いつものパターンですので往復20分は必要時間と考えています。


広島市内を通過し西風新都から中国自動車道に入り戸河内インターで下車、一般道から松原を経由して芸北八幡湿原に到着しました。
ここは1930年代に牧野富太郎先生が東京から訪れて西の尾瀬ヶ原と絶賛した場所と聞いています。
当時は広島駅からバスに揺られて1日がかりで着いたらしいのですが今では2時間で到着します。
今日は天候不順、芸北に入る前、強い雨に見舞われました。
ネムノキの花は雨に打たれていました。
マルバハギの花でしょうか。
萼片に反り返りが無いのはヤマホタルブクロでしょう。


八幡高原の入口辺り


八幡高原に入ります。
牧野先生が白地のワイシャツに擦り込んだと言うカキツバタの花、
ノカンゾウ
ムラサキツメクサ
ビッチュウフウロ
チダケサシ
クサレダマ
水草の中にミズチドリの花が綺麗でした。


ラン科 ミズチドリ


タムラソウ
コバギボウシ
ユウスゲ
ニガナ
ヒメジョオン
オトギリソウ
バイケイソウ
ハンカイソウ


オカトラノオ


ヒョウモンチョウ(オオウラギンスジヒョウモン)が舞うオカトラノオ↑
帰化植物のフランスギクでしょう。
エゾハルゼミかな?
ホソバノヨツバムグラかな?
木本ではノリウツギ、クロウメモドキ科のイソノキが実を付けています。
大佐山に向かいます。
途中、林内でトチバニンジンを確認します。
大佐山を超えると島根県に入ります。
この辺で美又温泉でも行こうか!と目的地を決定・・
ところが時々強い雨が降るせいか道標を見失います。
予定もない!地図もない!行き当たりばったりの車の移動、我々夫婦の歩んで来た道と似ている・・・
とうとう日本海まで来てしまいました。
浜田市、じゃあ〜これからどうするか?
地元の老婦人に道を尋ねますがこれもいい加減、ちょっと先までがずいぶん時間がかかるし方角が曖昧、人を責めるわけにはいきません。
水族館でシロイルカの吐き出す輪でも見るかと車を進めますが分からず、じゃあ〜この先の有福温泉にでも行こう!
人里離れたわかりにくい場所に有福温泉はありました
300円で休憩場所のある施設(御前湯)に行くことにしました。
ここの湯はいい
高温ですが源泉かけ流しの豊富な湯がかなりの量で注がれていました。
連休後半の今日は客が少ないようです。
かつての有福温泉は有名な湯治場でもあったし花街でもあったようです。
ゆっくりと湯に浸かり日頃の疲れを癒しました
帰りは太陽の位置を目印にして広島方向に車を走らせます。
途中、雲月山へとの道標を見つけます。
これはまずかった!
過去に行ったことのある山でしたので夕日を見るつもりで入りますが裏道でした。
急な上りで細い山道に不安を感じましたが何とか見覚えのある雲月山駐車場に到着、日も陰り始めた山に登ってみます


雲月山山頂から芸北方面を見る


オミナエシ
カワラナデシコ


カワラナデシコ


ウツボグサ
アリノトウグサ
白花のギボウシ
カキラン
リュウノウギク
トンボソウ
を見ます。
涼しい高原のひと時を過ごしました。
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