薬王堂気まぐれ通信使bU51  2012・2・12
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

12日、春の兆しを探します。
大田川の支流の一つ三篠川を遡上しました。


向原を過ぎて吉田分かれを左折し川筋を上ってみました。
この辺りの水系は日本海に注ぐ江ノ川の上流です。


人のあまり来ない場所、
昔、人家があったであろうと思われる石積みの斜面に赤い実がありました。
背丈は1メートルほどの枯れた茎にたくさんの実がなっています。


ハダカホオズキのようです。
この辺りでは時々見ることがありますが葉のない冬のハダカホオズキは初めてです。
ハダカホオズキ Tubocapsicum anomalum  ナス科 ホオズキ属 (ハダカホオズキ属)
Tubocapsicum とは、管状のという意味で、anomalum とは異常のとか不定のという意味らしい。
ホオズキはそのガクが果実を包み込んでしまいますがハダカホオズキはガクに包まれないので上のようなラテン名になったのではないかと思われます。
命名者は牧野富太郎博士、ラテン名の最後に、Makino と締めくくられていました。
他の図鑑では見られない画像に挑戦してみました。
一つの果実に何個、種が入っているか?


一個の果実にあった種


153個ありました。
奇数なのは不思議ですが未成熟なものが二つ含まれます。
好奇心と暇と馬鹿さ加減がなければ出来ません。
その他の生き物も観察します。
カンアオイ (サンヨウアオイ? ミヤコアオイ?) 花のアップ
セツブンソウ (未だつぼみ!)
ヤマドリ(雌)
池は氷で覆われていました。


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