二十歳のめぐりあい
風にふるえるオレンジ色の
枯葉が舞い散る停車場で
君と出会った九月の午後
男と女のめぐりあい
君の話す身の上話が
いつか涙で
とぎれてしまう
命をかけた恋にやぶれて
心は傷ついて
人を信じることができない
そんなひとだった
月日は流れて季節は変わり
いつしか二人は愛し合う
今日は君の誕生日
ワインを飲んで祝おうね
二十歳になって
大人になって
出直すんだね過去など忘れ
手首の傷は消えないけれど
心の痛みは
僕が癒してあげる優しさで
君のためなら
君のためなら
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