これは
ヤマラッキョウです。紫と
白とありますが、かわいい花です。
今の時期、鳥取砂丘に行くとあたり一面、紫のラッキョの花が咲いています。この鱗茎をラッキョとして酢につけて食べますが
じつはのこのラッキョは胸痺(きょうひ)といって胸が痛いときに使う薬です。
漢方名を薤白(がいはく)といいます。
胸の痛みは狭心症、肋間神経痛などがありますが、とくに心臓の痛みに使います。
昔の人はラッキョが心臓の形に似ているので心臓の薬にしたそうです。
狭心症はどちらかと言えば、左のお乳の下あたりが痛みますが心筋梗塞はみぞおちが痛みます。
もし、心臓の悪い人で痛みが出た時、この位置である程度判断できます。
漢方の処方でいえば、瓜呂薤白白酒湯(かろがいはくはくしゅとう)というのがあるんですが、瓜呂仁(かろにん)というのは、キカラスウリの種です。キカラスウリの根っこは瓜呂根といいますが、分かりやすくいえば天花粉です。
それと薤白と白酒です。
白酒は日本酒です。
ですから、胸が痛くなったら日本酒を飲みながらラッキョを食べたら瓜呂薤白白酒湯の2/3服用したことになるんです。
「ほんまかいな?」しかし、根本的な治療と言うわけには行きません。治療としては私はゴオウを勧めます。
次の木ですが、蔓のことをなんといいますか。
徳島のなんとか橋というのがあるでしょう?