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【毎日新聞平和インタラクティブ】
<大和ミュージアム>へ行ってきた!・・・・・2005年8月
入り口に、「50万人達成!」の垂れ幕が。予想よりも、かなり早い達成と、ニュースで
やってましたよね。平日でも、近隣遠方各所より、貸し切りバスが。駐車場が、満車に。
入館して、すぐに目に飛び込んでくるのが、大和の10分の1の模型。これが、2階からも、
3階からも見ることができる。カメラのフレームに、なかなか入りきらない。
まあ、この写真は、新聞とかでも出たので、今回の写真は、入場料のいらない外にある、
実物大甲板。(正確には、前半分だけ)
大和の全長が、270mくらい。現在では、大型タンカーが350m以上ある。やっぱり、
大きいことは大きい。大き過ぎた故に、小回りがきかなかったか。
大和以外にも、多数の模型が展示されていて、<軍艦と艦艇の違い>などの説明も
おもしろい。船の種類別に、川の名前であったり、山の名前であったり、(たとえば、
最上とか信濃とか千曲とか。似島というのもあった)。 すぐ近くのIHIの前進の造船所で、
133隻の軍用船が造られたそうだ。
呉の港のすぐそば。呉駅からは、歩いて10分以内。ユメタウンが、目の前に。
ただ、もう一回来る人(リピーター)が、どれくらいいるか?
8月いっぱい、企画展<原爆と呉>を開催中。常設展と企画展の両方とも見られる券が、
700円。吉浦から見たきのこ雲の写真や、呉から出た調査団の話など、興味深い。
呉市宝町5−20 TEL:0823−25−3017
火曜日は休館日(祝日の場合は翌日)
開館時間 9:00〜17:00(夏場は、18:00まで)
<花さき平和館21>
第14次平和教育の取り組み実態調査
<小学校>:アンケート依頼135校(広島市内)
年 度 | 1982 | 1985 | 1988 | 1991 | 1993 | 1995 | 1997 | 2001 |
項目 / 提出校 | 68校 | 75校 | 97校 | 85校 | 77校 | 82校 | 89校中 | 74校中 |
特設授業 | 43% | 64% | 61% | 61% | 64% | 61% | 65% | 57% |
視聴覚教材 | 66% | 73% | 85% | 85% | 81% | 89% | 82% | 84% |
平和集会 | 12% | 24% | 49% | 71% | 70% | 83% | 78% | 73% |
夏休み平和研究 | 31% | 25% | 27% | 32% | 25% | 24% | 25% | 16% |
平和新聞・冊子 | 4% | 32% | 28% | 32% | 29% | 37% | 24% | 20% |
碑・戦跡巡り | 未調査 | 25% | 32% | 27% | 26% | 35% | 28% | 35% |
原爆資料館 | 32% | 36% | 40% | 39% | 49% | 61% | 51% | 49% |
体験を聞く会 | 16% | 23% | 32% | 26% | 30% | 54% | 63% | 47% |
* 18年間で、ずい分と取り組みの増えた<平和集会>
* <体験を聞く会>は、行政が戦後50年のときに予算措置をして、その後急増。
* ずい分と取り組みが減った、<夏休み平和研究>。
・・・・土曜日が休みになり、時間的制約が出てきたことが大きい。
2002年からの、総合的学習での取り組みに、平和学習が組み込まれるだろう。
(すでに先行スタート多数)
<中学校>:アンケート依頼61校(広島市内)
年 度 | 1982 | 1985 | 1988 | 1991 | 1993 | 1995 | 1997 | 2001年度 |
項目 / 提出校 | 27校 | 37校 | 46校 | 47校 | 47校 | 43校 | 42校中 | 42校中 |
特設授業 | 100% | 92% | 98% | 96% | 98% | 93% | 93% | 98% |
視聴覚教材 | 100% | 100% | 96% | 100% | 98% | 96% | 100% | 98% |
平和集会 | 15% | 5% | 9% | 15% | 11% | 21% | 19% | 10% |
夏休み平和研究 | 52% | 76% | 53% | 36% | 30% | 33% | 24% | 17% |
平和新聞・冊子 | 33% | 70% | 67% | 53% | 38% | 42% | 26% | 24% |
碑・戦跡巡り | 未調査 | 43% | 61% | 43% | 30% | 61% | 48% | 48% |
原爆資料館 | 22% | 38% | 46% | 36% | 28% | 44% | 43% | 40% |
体験を聞く会 | 26% | 27% | 26% | 32% | 34% | 58% | 60% | 50% |
* 中学校では、調査を始めた18年前から、すべての学校で「平和学習」にとりくまれていた。
* <体験を聞く会>は、行政が戦後50年のときに予算措置をして、その後急増。
* ずい分と取り組みが減った、<夏休み平和研究><平和新聞づくり>。
・・・・土曜日が休みになり、時間的制約が出てきたことが大きい。
2002年からの、総合的学習での取り組みに、平和学習が組み込まれるだろう。
(すでに先行スタート多数)
<平和教育の取り組み・新教育課程との関わり>
【小学校】
* 公民館との連携で、語り部を呼ぶことができた。また、行政からの特別予算が認められ、ピースキャンドルにも取り組めた。この予算が、次年度もあるかどうか、心配です。 (佐伯区)
* 平和学習週間を設け、各学年でとりくんでいる。1・2年:読み物と映画。 3年:校内の原爆遺跡巡り。4年:碑巡りと平和資料館。5年:語り部。6年: NIE学習と平和資料館。 時間の確保に、困っている。 (中区)
* 児童会が中心となって進めている全校平和集会と、平和学習として指導する平和学習が2本立てになっているので、一本化できたらと考えています。 (安佐北区)
* 地域の方と戦争当時の食べ物を作って、一緒に食べた。また、戦争の頃の話を 聞かせてもらい、ビデオを見て話し合ったり、触れ合いができた。
(安佐北区)
* 2002年度からは、総合的な学習として取り組む。体験を聞く会を持つよう にしているが、小学生向けの話が出きる人が少なくなってきている。 (東区)
* 平和教育週間を設け、全校一斉に平和学習にとりくんでいる。2000(H.12)年度は、6/26〜7/1。 (安佐北区)
* 日本の受けた被害と、日本がアジアの国々にしたことも、きちんとおさえるようにした。 (西区)
* 時間の確保に、困っている。8月6日に限らず、命の大切さなども考えていきたい。 (西区)
* 各学年の平和学習を集約する形で、児童会の平和学習が行われている。また、高学年が低学年に折り鶴の折り方を教え、交流も深めている。 (西区)
* 学年や発達段階に応じた教材の選定や指導の仕方、あるいは行動化など、課題はたくさんあるが、行事の精選との関連で、一律的、行事的になっている。
(佐伯区)
* <総合的な学習>で、児童会のたなばた集会を開いた。そこで「地球規模での平和を願うことが大切だ」という話をした。
(安佐北区)
* 全校で、平和月間を設け、平和朝会を行っている。歌や、平和の願いの発表など。
夏休み帳を制定する際に、校長が「昨年は、夏休み帳の平和に関する教材に、一部偏った記述があった。教材は、慎重に選んでほしい」という趣旨の発言が あった。少し、消極的な気分になった。 (安佐北区)
* 夏休み前に、各テレビ局に問い合わせをして、夏の特番の一覧プリントを作成し、児童に配付。 (東区)
* 2年サイクルで実施(学年と児童会)。実践記録にまとめる。総合的な学習での取り組みは、全教職員で話し合う必要がある。
(安佐北区)
* 佐伯区の光禅寺に原爆慰霊碑があり、折り鶴をささげたり、住職に被爆当時の様子を聞く。 (佐伯区)
* 2001年度、中学年では、総合学習として平和学習に取り組んだ。(東区)
* 語り部のお話を聞く時間を、「平和集会」(児童会主催)の中に取り入れた。平和資料館より、子どもたちの平和ポスターを借用し、会場に展示して啓発活動と している。 (安佐南区)
* 5月に、慰霊の集いの出発式をし、被爆エノキ2世、平和公園内の慰霊碑・資料館を学年ごとに場所を決めていき、その場所でそれぞれの学年でとりくみを工夫した集いを行っています。7月には、「体験を聞く会」。8月に「教師と子どもの碑慰霊祭」参加。
被爆エノキで作ったコカリナの演奏を聴く会が持てたのが、よかった。(中区)
* 『<歴史のリレーランナー>として、今をどう生きるか』というテーマを設定 して、総合的な学習の時間も使い、一年間を通してとりくんだ。予算が無く、活 動が制限されるが。
戦争がいけないと教えるのでなく、自分が歴史や社会ををつくる主体者であると の、自覚(自分の決定が世界を未来をかえていく)を持った子を育てる。(西区)
* 総合的な学習の一つとして、禎子さんのこと、戦争中のことなどを調べ、歌と 劇で発表。 (安佐南区)
* 6年生は学習したことをもとに、平和公園で<平和ガイド>活動をしている。教職員間の合意形成が、けっこうむつかしい。 (南区)
* 地域とのつながりを大切にしている。被爆、戦時体験の講師として、地域の老人会、女性会などの方にお願いし、学年ごとに1〜2名来ていただき、小さな集 団で間近に話を聞いている。
事後の学級での活動は、総合的な学習へのつながりも考えて、なるべく児童の 自発的、主体的な活動になるよう、心がけている。 (安佐北区)
* 授業時数のことばかり気にして、平和教育の特設ができにくい。 (安芸区)
* 地域の方によびかけて、戦争体験を話してくださる方を探して、数名の方に来 ていただいて、少人数で話を聞く会をもうけた。
学習のまとめとして、「ぞう列車がやってきた」というオペレッタを、学年でした。 (中区)
* 6年生が総合学習として、「第2次世界大戦について調べよう」(全17時間) にとりくんだ。 (安佐南区)
* 地域の、戦争に関する資料などを持ってきてもらって、「平和展示」を毎年1週間行っている。今回は、原爆で亡くなられた方の着用していた衣服や、学童疎 開の資料なども貸してくださって、意義深い<平和展示>になった。
(西区)
* 個人の希望で、総合学習での平和学習(似島の戦跡巡りなど)にとりくんでいる。 (南区)
* 春の遠足で、毎年全校で平和公園に行き、碑巡りをしている。6年間で、主な碑や資料館など、一巡するよう固定化している。6年生が1年生に教えるのが、有意義。
被爆体験を話してくださる方の講師の選定に、毎年頭を悩ませます。(西区)
* 絵本「夾竹桃物語ーーわすれていてごめんね」の読み聞かせ。感想文。オペレッタ風に発表をする<平和音楽祭>。 (南区)
* 原爆に関することだけでなく、引き揚げ体験を語ってもらった。(安佐南区)
* 6年生が地域のお年寄りの戦争体験を聞き、それを元に学習を広げたり、深めたりした。 (中区)
* 平和教育での資料や、子どもたちの作文・感想文など、視聴覚室に一年中展示している。 (南区)
* 学級の工夫で、国際理解教育とからめて、総合的な学習に平和学習を組み入れるよう努力した。教職員内で、平和教育の大切さに気づかないものがいること。
(西区)
* とにかく時間が足りなくて、忙しくて、平和教育にゆっくりとりくむという、物理的、精神的な余裕がない。 (安佐南区)
* 平和集会に、全校でとりくんでいます。ピースキャンドルに願いを書いたり、平和に関する本を紹介したりしています。 (安佐北区)
* 6年生の総合的な学習で、<ヒロシマ>のねがいを発信しようーー情報を活用してーーというテーマで平和教育に取り組む。(2001年、図書館教育の大会で発表) 平和公園の碑巡りや資料館見学では、ピースボランティアの方についてもらって、話を聞いている。いろいろな行事に追われて、時間が充分にとれない。 (中区)
* 3年生が、総合学習に「平和」をとりあげている。 (西区)
【中学校】
* 第1学年で、総合学習とも関連づけて、特設学習、平和新聞作り、碑巡り、体験を聞く会などとりくみました。 (安佐北区)
* 授業確保のため、特設が縮小される傾向がある。 (西区)
* 1年生で、平和集中授業後、フィールドワークで語り部の人の話を聞き、碑巡りおよび観光客への聞き取りなど行っています。 (中区)
* 地域の人との交流。地域の中からテーマを見つける。フィールドワークや、はがき作りなど、活動を豊かに。 (中区)
* 1学年の総合学習(前期)で、班別校外学習(碑巡り)をしました。
(安佐南区)
* 1年生での原爆資料館見学、碑巡り、被爆体験を聞く会を、1年の総合学習の中の、地域学習の中に位置づけた。 (西区)
* 特設をやめて、総合的な学習の時間に組み込まれてきている。 (安佐南区)
* 部会とは別に、「教育課程推進委員会」(総合的な学習)と、「心の教育推進委員会」(人権・平和・性)があり、教員は全員どちらかに所属することになって いる。 (西区)
* 特設授業を、できるだけ総合学習で行っている。平和集会で、広島合唱団とのジョイントコンサート。3年生全員による『日本国憲法前文』の大合唱。
(南区)
* 1・2年の平和学習は、総合学習でおこなった。1年「原爆」:11時間。 2年「似島」:8時間
。内容を検討する時間が、あまりとれない。 (東区)
* 2年に一度は、語り部の方に来ていただき、体験を聞いている。行事の精選の声の中、折り鶴をやめるなど、後ろ向きな動きが出てきた。作業時間の確保など、しんどい面もあるが、何とか続けていきたい。 (安芸区)
* 総合的な学習として、1年生で毎年フィールドワークをする。3年生の教材に困っている。 (安佐南区)
* 地元を、取り上げたい。たとえば、猿楽町など。当時の復元を、試みてみたい。常に、予算面が気になる。 (中区)
* 「人間と未来」というテーマで、総合的な学習の時間をすすめている。その一つのコースが「平和」である。
(安佐南区)
* 学年で、カンボジアへ旅行した教員の体験談を、「地雷」にからめて生徒に話してもらった。
世の中では、軍事力の増強、参戦体制が進む中で、また学校の中に、競争や攻撃の仕組みがある中で、「平和」を話す難しさを感じる。 (安佐北区)
* 被爆体験の継承を、毎年全学年で取り組み、講演会を実施している。生の声を聞いて、感銘を受ける生徒も多い。 (安佐北区)
* 2年生の秋の遠足で、平和公園を中心とした班別研修を実施しています。また、夏休みの課題として、平和のレポートも定着している。1年生の総合学習で、平和学習に取り組みます。
多忙で、教職員の事前の研修が保障できず、とりあえずやったという感じになってしまいがち。 (佐伯区)
* これまで、特設で行っていたが、今年は総合学習と学活の2時間続きで、余裕を持って行えた。他学年では、4時間でやった。 (中区)
<その他のご意見・21世紀の平和教育>
【小学校】
* 学校だけではなく、地域の中でも環境づくりができると、子どもたちの平和についての意識が高まると思います。 (安佐北区)
* 身近なところで、日々生命について、友だちとのつながりについて考えていきたいし、社会のニュース(今起こっている紛争)・本・ビデオや新聞の切り抜き など、平和について考える機会を多く持ち、平和の大切さを伝えていきたい。
(安佐北区)
* 本校には、戦争や原爆に関してのいろんな資料があるし、取り組むべきことがたくさんあると思う。地域の教材を掘り起こしていきたい。 (中区)
* 体験の継承を、どうするか。 (東区)
* どこに、どんなビデオや資料があるのかわかりたいです。また、最近の痛ましい事件を知るにつけ、命の大切さを、繰り返し教え、指導していきたい。
(安佐北区)
* 平和教育の基本は、人権教育にあると思う。したがって、自分や他人を大切にし、命の大切さをしっかりと考えさせるとともに、人間を愛し、平和を願う心を育てたい。 (西区)
* 全国の、平和教育の指導案がほしい。たとえば、地雷関連など。(安佐北区)
* 平和教育と国際理解教育を、一緒に推進していく委員会として、活動を進めています。ロシア、カザフスタンとの交流を実施しました。 (中区)
* 二度と戦争の世紀を繰り返さないため、平和学習はますます必要になってくると思います。
(佐伯区)
* 生命尊重、他者への理解、未来への展望を貴重にして取り組む。 (南区)
* 忘れないこと、伝えていくことを、まず実践していく。 (東区)
* 被爆、戦争体験の聞き取りを毎年してるが、語ってくださる方も少なくなってきて、継承が難しい。 (西区)
* 「平和教育」というとき、過去の歴史を学ぶことなくしてはありえないと思うのですが、今、歴史を教えることのむずかしさ(いろいろとプレッシャーがかかるという意味で)があって、ますますとっつきにくくなっている気がします。
(安佐南区)
【中学校】
* 「暴力」についての学習。 (安芸区)
* 教職員の意識が、だんだん低下している。 (南区)
* いろいろな方向からの動き(改憲・歴史観など・・・)があり、それらを客観的・世界的な視野で判断できるための基礎的な力を、子どもたちにどうつけてい くか? むつかしくなってきている。今までのやり方が通用しない。(安佐北区)* 語り部の話を、ぜひ子どもたちに聞かせたい。 (佐伯区)
* 教員数が少ないので、いろいろな仕事を受け持ち、ゆっくり調べる時間がない。
(安芸区)
* 今、中3でも原爆投下に関わってのことが、十分にわかっていない。<1945.8.6. 8時15分>は出てくるが、「B29はどこから飛び立ったか?」 「リトルボーイ」(長崎ファットマン)「ティベッツ大佐」「目的地点」「爆発地点」 などは、知らない。 (佐伯区)
* 教師も保護者も戦争体験がない中で、いかに心に響く話や体験活動をさせていくか、大きな課題であると思う。 (安芸区)
* 自分たちの問題と、どう関連づけさせ、学んだことを実生活で実践できるか。
(安佐南区)
* 職員協議会では、必ず意見を言う。学習の機会として。 (南区)
* 平和を、もっと広い概念でとらえ、社会や日常生活の中にある暴力と平和の問題を考えさせることに、教員の意識が到達していない。ややもすると、過去の戦争のみ扱うことで、現在や未来への見通しを持たせる指導ができていない。
平和的に暮らす、家族、学校、職場、社会、地球を考え、行動する。いかに争いごとを解決し、平和的な生活をつくるのか。そういう視点で、日常生活の中 に見いだしたい。 (安佐北区)
* 視聴覚教材の代金が出ない。 (安佐南区)
* 世の中や、世界の戦争の体制を変える力は、何なのか? 教える側の確信と理論を、確かなものにする。改憲が、具体的にどのような影響をもたらすか、シュミレーションをして明らかにする。
(安佐北区)
* すべての人に対して、「人間の尊厳」を認め、尊重するという生徒を育成していきたいと思っている。 (安佐北区)
【平和】広島の中学生の歌「ねがい」を25言語に翻訳・・・・2003夏
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広島市の中学生の平和宣言をもとに作られた歌「ねがい」が、英仏語や中国語など
25言語に翻訳され、歌われている。戦禍のやまない時代に、ヒロシマから発信され
た平和への願いが、世界の人々の心をとらえた。来年夏には国内外から参加者を募
り、「ねがい」コンサートを開く計画もある。
2年前、同市南区の市立大州(おおず)中学校の当時の3年生が、平和を訴えて歌
う「広島合唱団」と交流、高まった思いを平和宣言としてまとめた。副団長の山ノ木
竹志さん(56)が編詩、団長のたかだりゅうじさんが昨年2月、曲をつけた。
今年夏に淡路島で開かれた教師や生徒らの世界的ネットワーク「iEARN(アイ
アーン)」国際会議のテーマソングにしようと、1月に神戸市立湊中の長田寿和子教
諭が、同校の横山基晴教諭(44)に提案。ネットで世界の教師らに翻訳を呼び掛け
た。フィンランドではラジオで曲が流れ、台湾などから長田教諭に合唱の様子のビデ
オ映像がメールで届いた。国際会議では、参加者約850人が英語など約10言語で
「ねがい」を合唱した。
当時の生徒会長で、広島国際学院高2年の三宅克典さん(16)は「歌が世界中に
広がってうれしいが、戦争がなくならないのが悔しい」と話した。