薬王堂気まぐれ通信使bT25  2009・5・24〜25
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

先週は沖縄から八重山諸島の石垣島と西表島に飛びました
よかったですね〜


赤い線が移動経路


子供達が私たち夫婦の還暦祝いをしてくれたんです。
35年前は二人しかいなかったのに今ではこんなに(娘婿は仕事で不在!)・・・
特に西表島では植物の名前が分からず次回にまとめて報告することにしましょう。
今回は旅先で見た動物を中心に話しを進めます。
先ず、石垣島から話しましょうね。
24日の午前9時過ぎに石垣空港に到着します。
総勢9名(腹の中にもう一名!)のファミリーでしたが、レンタカー2台に分乗して移動します。
石垣島には25年前に家族4人で来たことがあります。
今日はその時のルートを避けて移動してみましょう。
先ず玉取崎展望台に向かいました。
途中、地元のパインや果物を売る店があります。
みんなよく食べましたね。
玉取崎にはジジミチョウ(アマミウラナミシジミ!)の仲間でしょうか?たくさんいましたね。
クワズイモの花をたたいてみましたら小さなハエが飛び出してきます。
多分、ハエを引きつける臭いを発し受粉を手伝ってもらっているんでしょう。
明石という小さな集落で昼食にします。
先に進んで北端の平久保崎まで行ってみます。
水平線遠く宮古島があり、更に向うには沖縄本島があるんですね。
浜辺でゆっくりしながら石垣市に引き返します。

グンバイアサガオの咲く石垣島の浜辺

西表島にはスーパーが無いでしょうからここで調達することにしました。
石垣市のスーパーでは何を売ってるか?魚売り場をのぞいてみました。
グルクンがありました。
今が旬のようです。
沖縄、娘の嫁ぎ先実家でいただいたグルクンは生きがよくて美味しかったですね〜!
それにアサヒガニとか!広島辺りでいうゾウリエビの種類でしょうか?
カツオマグロの卵サワラの仲間、その他、あまり種類が無いようです。
午後4時過ぎ西表島に向かいました。
西表島には空港がありません。
石垣島から高速艇で約50分かかります。
西表の南の港、大原に到着します。
そこからバスに揺られて30分、やっと今夜の宿泊地、西表温泉郷に到着します。
日本最南端の温泉に浸かってゆっくりしました。
今夜と明日(24日・25日)の二日間、ここで宿泊しました。
25日、早朝からガイドを頼んで島の案内をしてもらいます。
そこで見られた生き物を紹介してみましょう。
先ずあちこちで見られたセマルハコガメ、
陸ガメとして有名なカメです。


セマルハコガメ


触ると手足と首を引っ込めて腹側の甲羅が閉まるのでハコガメと呼ばれているようです。
山に入りますとキノボリトカゲがいました。
雄雌でやや体系が異なるそうです。

キノボリトカゲ

もう一種類、サキシマカナヘビとか!これもきれいな緑色をしていました。
ハナサキガエルの卵塊が水溜りにあります。
未だ産み落とされて間もないようです。
イリオモテヤマネコは100頭くらいしかいないという、見ることは出来ませんでした
バッタの種類、先ずこの島独特のイリオモテモリバッタ、川の水がかかるようなところにいる小さなバッタ
ハンミョウの小型の種類はなんという名前でしょう?
トンボも見られました。
クロイワカワトンボコナカハグロトンボ、ネットで教えてもらいます。
カワニナのような巻貝が見られます。
チョウも数種類見られましたが何しろ飛んでいるものですから・・
それでも、コノハチョウオオゴマダラを何とか撮影します。
200メートルくらい登ったところで岩を見ましたら小さな小石を含んでいるようです。
小石は丸くなっていました。
コンクリートのようだったのでガイドに尋ねるとこの地域は隆起して出来ていると言う!
昔は海か川の側だったようです。
しかし変わったガイドでしたね。
淵に座って何をするのかと思ったらテナガエビを集めるといいます。
口に含んだカンパンを川面に吹くと次第にテナガエビが現れてきました
随分大きな個体がいました。
天丼に乗せてもいいくらいの大きさです。

午後2時過ぎ、山から下りて海に行こうということになりました。
午後は大潮の干潮時、マングローブの湿地に色々な生物を見ることが出来ました。


マングローブの有る干潟


トビハゼ、大きなシレナシジミ、このシジミは食べられるそうです。
実は半分くらいだそうですが何しろドブ臭いらしい・・・


シレナシジミ


それにニシ貝のようなマキガイ(キバウミニナ)がたくさんいました。
これも食べれるそうですが粘液が多くて水で何度も洗わなければ食べれないとか・・・
ガザミがいるといいます。
近くの枝を使って穴に入れてみました。
手を入れると指を切られるそうです。
ミナミコメツキガニがたくさんいました。
近づくと逃げてゆきます。


ミナミコメツキガニ

シオマネキも見えます。
場所によってシオマネキ甲羅の色が微妙に違います。
沖の小島には貝塚がありました。
それに土器の破片が散らばります。
人が住んでいたのでしょう。


アカテガニの産卵・腰を振っています。


夜はベンカイガニ(アカテガニ)の産卵を見に行きましたね。
ガイドさんの好意で連れて行ってもらいます。
二人の息子もびっくりしてましたね。
アカテガニは水に入ると腹の卵を水中に放ちます。
違う種類のカニも産卵に来ています。
不思議ですね〜
何万年も繰り返されてきた行為なんでしょう。
卵をねらってトビハゼや小魚が集まっていました。


カニの卵を食べに集まった小魚


北西の道の端、白浜港まで車で行ってみます。
明日はシーサー競技だと言う!
それにしても西表島は魅力的で広い
大原港のソーキソバは美味かったです。

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