薬王堂気まぐれ通信使bS19  2007・2・26〜27
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

ニュージーランド最終日 2月25日〜26日 日〜月曜日・テカポ湖〜クライストチャーチ


最終コース、テカポから赤い線を走りクライストチャーチへ

2月25日、マウントクックを3時過ぎに出発しテカポ湖に向かいます。
クック〜プカキ湖畔遊びながら後ろ髪をひかれるような思いでその場を離れました。
湖畔には野生の赤いバラが咲いていました。
テカポ湖に到着したのは午後5時頃だったでしょう。

教会の見えるテカポ湖

午前中にフッカー氷河まで歩いて行ったこともありずいぶん疲れました。
テカポ湖は夕日を浴びて蒼く輝いています。
ニュージーランドは日が長く夕方でも明るく見えます。
スケッチしますが日の光までは表現できません。
今夜はこのビールで乾杯です。
明日はもっと綺麗なテカポ湖が見られるはずです。
空には満天の星、デジカメで表現できない天の川が綺麗でした。

テカポの夜!よくみると天の川が・・・隅のほうにオリオン座があったのは何故だろう?


26日早朝、6時前だったでしょう。
一人で近くの教会に行ってみます。
1930年代に建てられたと言われています。

早朝のテカポ湖畔にたたずむ教会

早朝にもかかわらず教会には人の気配がします。
湖面側に回りそっと建物の中を覗いてみました。
中に入ってみようとドアの重い金具を叩きます。
返事がありませんでしたので帰ろうとしたとき中から初老の男性が現れます。

気まぐれ広島人: 「May I come in?」

おじさん: 「One minutes! 」

早朝で忙しかったのでしょう。
おじさんはつっけんどんに返事します。
それでも中に入れてもらいしばらくのあいだ様子をうかがいます!
そんなに広くはありませんでしたが両側に3〜4人が腰掛ける椅子が10個程度並んでいます。
前にはクルスを中心に祭壇がありました。
その向こうは蒼きテカポ湖の湖面が広がり遠く南ニュージーランド・アルプスの山々が見えます。
思わず息を呑むような瞬間でした。

教会からテカポ湖を望む

掃除を終えたおじさんが入ってきます。

気まぐれ広島人: 「Thank you so much in eary morning, I'm Buddist so I can't play here, I'm sorry!」

おじさん: 「No problem!」

そんな会話で少しうちとけ合ってきます。
どうもおじさんはここの牧師のようです。
早朝のお祈りを済ませ掃除をしている最中でした。
私が日本から来たことを告げ教会の内部の写真を撮影してもいいかどうか?と質問しますと快く承諾してくれました。
何時からここに入れますか?と聞くと午前9時からだと言います。
少々早すぎましたね。
「蒼き羊飼いの教会」とも言われる小さな建物でしたが住民の方々の祈りの場所として大切に守られています。
後ろには小さなオルガンが一つ、私は場を汚さぬようそっと引き上げます。
そんなに敬虔な仏教家ではありませんが近くに生っていた禁断のリンゴを手にとって教会に別れを告げます。

アーメン!

テカポ湖の周りには人のいない風景が広がっていました。
テカポの町の様子も見てみましょう。
小さな町ですが不動産屋があります。
それに早朝のスーパーの前に置かれたパンのケース
ガソリンスタンドはもう人が来ています。
我々も出発しましょう。
午前10時、ホテルに別れを告げ一路クライストチャーチを目指して走り出しました。
海岸線に近い国道1号線に入り込んだのが正午過ぎだったでしょう。
アイスクリームを食べたり途中で寝転んだりしながら1号線を走ります。
午後4時前にクライストチャーチに到着します。
結局、ニュージーランド警察のパトにはお世話にならずにドライブが出来ました。
今夜の夕食は初日に入れなかったイタリア料理の店に予約の電話をしてみましょう。
電話をしてみます。

気まぐれ広島人: 「Hellow! I'd like to make a booking in your ・・・・・」

電話で調子よく話したつもりでしたが最後の・・・・・「Restarant」をついOffice! と言って、あの!その!と言ったものだからレストラン側は黙ってしまいます。
しばらくして

レストラン: 「はい!何時の予約でしょう?」

と言います。
日本人がいるのなら早く言え!

クライストチャーチの繁華街、イタリアレストランの前辺りで


そんな按配で夜の7時に海鮮コースを注文して街中まで歩いてみました。
店の前で一万ドルを拾います
レート計算をしてみたら約8,500万円です。
裏には新興宗教への勧誘が書かれてありました。

先ず、スープとパンが出てきます。
そして前菜
ホタテ貝とムール貝のトマト和え
ジャガイモの煮っ転がし
子羊の料理
コーヒーにデザート
コースメニュー3人分で174ドル、当店自慢の白ワイン!コロナビール!ジュースなど合計で195ドルのイタリア料理を楽しみました。

素晴らしかったニュージーランド家族旅行!
今度は北ニュージーランドに挑戦したいですね。
国際便に乗るところで出国税25ドルを払い忘れて慌てましたが無事日本に向けて出発できました。
新幹線の中で味わう日本のビールは一味違いましたね!
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