薬王堂気まぐれ通信使bU47  2012・1・2
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

2012年となりました。
本年もよろしくお願いいたします。

2日、気まぐれ広島人はスキーに行きましたね。
それも夫婦で・・・
年に一度くらいは行動を共にしないと夫婦の絆が薄れます。
広島市あたりは未だ雪がちらほら!
大田川を過ぎ、高速を降りて戸河内町に入ると次第に雪が多くなってきます。
虫木トンネルを過ぎ、深入山まで来ますと辺りは真っ白になりました。


芸北町から恐羅漢山に行く横道を通り約2時間かかりバスはやっとスキー場に到着します。
いいですね〜バスの旅は〜〜♪
早速、着替えてリフトに乗ります。
午前10時半から午後の4時半までゆっくりと滑ることが出来ます

雪よ〜♪岩よ〜♪我らがやどり・・・♪

そう、今日はヤドリギを見に来たんです。
葉の落ちた樹上にはヤドリギがたくさん着いていました。


ヤドリギの付いた木


それにしても高所ばかりでなかなかじっくりと観察が出来ません。
リフトを乗り継いで高い場所まで行ってみます。
スキーで滑りながら観察しやすい場所にあるヤドリギを探します。


樹上のヤドリギ


観察しているとヤドリギに二種類あることがわかります。
実が赤いもの白いものです。
図鑑で見ると赤いものはアカミヤドリギという種類らしい!
白いものはただのヤドリギ
混生しているものもありますがはっきり分かれて成るものが多いようです。
株が違うのでしょうか?


赤い実と白い実が混じります。


それとも同じ株に赤い実と白い実が存在してるのでしょうか?
やっと手の届く場所に赤白の実を付けている塊を見つけます。
実を別けて根元をたどってみました。
やはり根元は違っていました。
もうひとつ違うのは実のあるヤドリギと全く実の無いヤドリギがあること、
ヤドリギは雌雄異株のようです。
実のない枝先には雄花らしきものが残ります。
ヤドリギは亜高山性のどんぐりの成る木でよく見かけます。
実を食べた野鳥などに運ばれて他の木に移るようです。
実は甘く中にひとつの種子があり粘着性の物質で覆われています。
それにしてもきれいな実でした。

イクラが樹上に散らばっているような、琥珀の珠を散りばめているようにも見えます。
帰ってイクラと並べてみました
宿主の木は何でしょうか?
枝に引っかかっている枯葉を持ち帰ります。
丸まった葉はお湯をかけると直ぐに広がりました。


ミズナラの葉


ナラガシワかと思いましたがミズナラのようです。
ナラガシワの鋸歯の先は丸みがあって葉柄が長いのが特徴、ミズナラは鋸歯の先が尖り葉柄が短いのが特徴ということです。
雪上に落ちたヤドリギとアカミヤドリギをリュックに入れました


新年早々、今日はいい日!
今年はきっといいことがあるに違いありません。
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