薬王堂気まぐれ通信使・ 9 ・99・7・11


今日は広島漢方研究会の総会がありました。
東京のウチダ和漢薬の医薬情報部生薬振興室長であります佐橋室長と大阪大学薬学部・米田助教授に来広していただきまして一般講演・特別講演をしていただきました。
大変、有意義な一日でしたが理事長の職務責任上、緊張していましたから家に帰りまして菜っ葉がしおれるが如くぐったりとし、先ほど何とか起き上がって我父君をお風呂に入れてパソコン前に座ったという訳です。

今日も植物のお話しをスコシさせていただきます。
去年の今ごろ、福山市の沖合いに浮かびます走島【はしりしま】というイワシの乾物を作る島に行きました。
本当に先週の山口県情島同様、人口の少ない孤島であります。
福山市に所属しているにもかかわらず行政が行き届かないのかゴミの収集がうまくいっておりませんでした。
毎日のゴミは家の前の海に投げればどこかに流れていってすむ事ですが大型ゴミはたやすく流れないのでしょう。いたるところに自転車や洗濯機、冷蔵庫といったゴミが捨てられ、廃棄された車はそのまま海岸に放置しています。それでも生ゴミはどこか一ヶ所に捨てなければ臭くてしょうがないのか、家の外れの崖っぷちに無造作に捨てられています。
そこを通過する時は息を殺して通るか、或いは防毒マスクを付けなければ窒息するくらいの凄しい悪臭がたち込め、付近を黒々と占領するカラスの大軍が不気味でした。
E-mail同胞であります中医師・甄立学【チェン・リツガク】氏も一緒にこの島を探検しました。
この島に渉りました最大の目的はハマビシという植物を探す事です。
広島県には唯一ここにしか生育していないという情報に自生地として確認されている島の南の海岸を目を皿にして探し回りました。有りました!
本当に狭い範囲に約10〜20株、真夏の日差しをものともせずちゃんと実をつけていたのです。
この実はシツリシ=【外字編集まだのため漢字は省きます】といいまして肝気の高ぶった目眩やかゆみのために使われます。
また、夜間、廊下の板の上に散らばせておきますと泥棒が誤って踏みしめて痛みのために退散するという便利な実でもあります。
とにかく画像を送りましょう。           ハマビシの実↓

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