春が・・春が・・と言っているうちにやってきましたね!春が・・
とは言いましても少し寒い日曜日です。今日は広島大学理学部に関係ある先生方の指導の下、万年青年といっしょに宮島に植物観察に行きました。場所は島内の広島大学管理地=広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所までの片道4キロ=一里の往復コースです。
久しぶりに歩きましたね。
ここは観光客の全く来ない観察にもってこいの自然歩道です。
まずは今は盛りと咲き誇っていましたのはアセビ【Pieris japonica】の花でした。
紅色のアセビこの植物を和製漢字名では【馬酔木】と書きます。
馬や牛が誤って食べると酔ったような中毒症状を起こすので名前がつけられたようです。
葉には有毒の成分が含まれています。昔はこの枝や葉を釜で煮出し煮汁を便所の中に投入しウジ殺しに使ったと言います。
同じく野菜の除虫の目的に噴霧して使ったとも聞きました。
さらにこの液体を使って家畜の皮膚に付くダニ取りなどに利用したそうです。
便利なものですね!
宮島には花がピンク色の一名=ウスベニアセビ(画像)が咲いています。
牧野富太郎先生は晩年に宮島から届けられたピンク色のアセビにえらく感激されたと聞きます。
もう一つ、実験所の前にある海岸にハマゴウ【Vitex rotundifolia 夏に撮影】の実がたくさんありました。クマツヅラ科の塩生植物です。
この実を漢方名=蔓荊子=まんけいし、と言いまして消炎・明目の目的で使います。
明目とは難しい表現ですが要するに目の病気に使う!と思えばいいでしょう。
漢方での我が師・大塚敬節先生は蔓荊子の入った漢方薬処方=滋腎明目湯(じじんめいもくとう)を眼疾に使っていました。
蔓荊子は香気のある匂い成分を含んでおりまして頭部の熱を取り去る作用があると言われます。蔓荊子を枕に詰めまして休みますと頭痛・耳鳴り・不眠に有効?とされます。早速、ビニール袋に蔓荊子を集めましたが20分くらいでやっと100グラム程度です。枕にならなくても大阪の漢方問屋=小島漢方社長が買ってくれるのではないかと期待して持ち帰りました。
イヌガシの花一年に何度も足を運ぶ宮島です。何時来ても魅力尽きないすばらしい島でした。
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