薬王堂気まぐれ通信使 91
01・2・4
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今日は2月の4日、三上万年青年と呉を通って倉橋島・能美島・江田島に行ってきました。若い人には興味はないと思いますが、かつて呉は有名な軍港として栄えました。
戦艦・大和と言うとてつもなく大きな、そして国民に多大の犠牲を強いて建造されたにもかかわらず沖縄近くの洋上であっけなく沈没した大和は呉湾の第4ドックで建造
されました。当時は超機密計画であったらしく呉線沿線やドックの見える所には目隠しが張り巡らされていたと聞きます。そのドックが見渡せる丘の一角に大和の製造記念の碑がひっそりと立っていました。前方右に実物の主砲弾が立っています。
三上氏と比較していただくと分かると思いますがずいぶん大きなものです。高さ2メートル重さは1,5トンはあると記載されています。主砲から発射されたこの砲弾は42キロ先の標的物を粉砕したと言われます。三上青年の横の砲弾は炸裂弾で先端部分は鋼鉄で出来ていて対象物の厚い鉄板を破って中に入りそこで炸裂するよう造られています。
これを飛ばす薬莢には大量の TNT 【トリニトロトルエン】が充填され、三上万年青年は若かりしころ広島市霞町の兵器廠で信管をはずした薬莢に粉末TNTを液状にして注入したものだと言っておりました。二日もこの作業をしていると体の粘膜すべてが紫色に変色してただれ食欲が無くなりすべての味が苦く感じたと言っていました。
戦争の傷痕が生々しく残る呉の町を過ぎて音戸の瀬戸を渡りますと倉橋島です。
その音戸から30分くらい行ったところに長谷地区があります。
そこには海岸線の桜の木にオオバヤドリギと言う珍しい寄生植物がありました。
何度となくここに、この植物を観察しに来たものです。最初見つけたときには嬉しかったですね!桜に着いていますので正確には桜寄生と呼ばれるべきとは思いますが漢方薬の呼び名は【桑寄生】です。神経痛やリウマチ、関節の痛みに使われます。中国では桑の木によく寄生しているのでしょう。近くの海岸は人の手が入らない自然海浜で潮が引いて四万戸川で有名なアオノリが一面を覆っています。一部採集して乾燥させご飯のうえに振り掛けてみましょう。近くで岩牡蠣をこじ開けまして海水で洗いパクリ!これが牡蠣の最高の調理法であり実においしい。
その他にもユリ科のノシランと言う植物が群生する場所にも行きました。同じ仲間のジャノヒゲ【麦門冬=滋潤鎮咳作用】と言う植物に似ていますので根を掘ってみましたらやはり肥大した根の部分が確認できました。このように見かけは何でもない植物も根を掘り、その味を確かめ、生育環境を観察することでいっそう愛着が増してきます。皆さんもぜひ身近な自然を見つめ直してみませんか!



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