●今日は朝は予約の患者さんを何人か診まして午後から広島大学・西条キャンパスに行ってきました。学部は総合科学部!
何をしに行ったか?って・・・
私も長い人生の中ではじめての経験ですが学生に講義をしに行ってきたんです。
それもただの講義ではありません。英語で講義をしたんです。
信じられない?って!そうでしょう。私も信じられないんですから・・・
それに聴講生はすべて Foreigner students =外国人学生だったんです。
約35人ほどの広大の外国人留学生に対して Oriental medical science =東洋医学と題して講義をしてきました。しゃべれるんか?って・・しゃべれますとも・・といいたいところですが確かにしどろもどろの英語だったかもしれません。
でもみんな真剣に私のレクチャーを聴いていました。意外だった事は彼らは東洋医学に関してかなりの知識を持っているということでした。鍼=はりの事を
acupuncture といいますがこの言葉はかなりポピュラーです。
しかしお灸という言葉を英語で何と言うかあなたはご存知ですか? moxibustion と言うんです。
最初の moxi は日本語の【艾=もぐさ】の発音を借りて創られた英語なんです。
そのお灸のことを35人の学生に『知っているかい?』と聞きましたら一人の学生を除いてすべて知っていたんです。これには私も驚きました。確かに東洋医学の根底にある独特の考え方までは知らなかったようですが、彼らなりの文化を背景とした医学的質問が多く出てきました。
最初は日本で鍼灸や漢方薬のライセンスを取得するには何年かかるか?とかという単純な質問でしたが一人の学生が『ホメオパチィの考え方をどう思いますか?東洋医学にもその概念がありますか?』との専門的な質問まで飛び出してきました。
これには軽率な返事は出来ないと・・『次回にお話しましょう!』と難問を逃れた場面まで有ったんです。
カナダでは鍼灸のライセンスは2年間の大学での単位を取得し、その後2年間の中国での鍼灸の実習を済ませて与えられると聞きました。
アメリカでも最近は漢方薬は自由に販売されるものではなくなりつつあると聞きました。
もちろん鍼灸のライセンスも取得が容易でないと言っておりました。
今や東洋医学は日本だけでなく全世界で注目される医学になっている!ということ・・
そして世界は中国を東洋医学の中心と考えている国が多いということ・・
もちろんインドのアーユルベーダー医学に関しても東洋医学の一つとして彼らは認識していました。
世界の目から見た日本の鍼灸、そして我々が漢方と呼んでいる天然薬物の湯液療法は彼らの目からしてどんな風に見えているんでしょうね!
クールで興味深々の彼らの目は21世紀を見すえています。
久しぶりにすがすがしい気分に浸りながら広大な広島大学総合科学部キャンパスを後にしたという・・そんな一日でした。
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