今日は総選挙の日、私、もちろん国民の義務を果たしましたが、さて皆様は・・・
通信使にたびたび登場します78歳・万年青年=三上氏と私は植物を通じまして20年以上のお付き合いです。
大正10年生まれと聞きますので我が父君より一歳年上の友人です。植物に関しまして、また人生でも尊敬する師の一人であります。今日は三上氏の生まれ故郷であります県北、口和町【くちわ】に行ってきました。
なぜ?行ったか。
オウレン【黄連】↓
●78歳の高齢でも頭脳は一向に衰える兆しの無い万年青年ですが、最近体力の衰えを感じると!本人が言いますので・・それじゃあ!私がいまだ知らない将来入るべく善い所の場所を教えておいてくれないと、手も合わせられない!ということになりまして、今日は事前に場所の確認を兼ねて植物観察となった訳です。70年以上前に過ごした家族との思い出の場所に現在も氏の生家が存在していました。現在は他人の住む茅葺きの家屋を三上氏は遠くから望むばかりで近づこうとはしませんでした。私が想像する以上の重みを背負って眺めているに違いありません。三上家の裏山に登り三上氏がお隠れになるであろう墓石を案内してもらいました。交わす言葉も多くはありませんでしたが、二人してなんとなく安心しまして付近を植物観察し始めた!というわけです。スギ・ヒノキを主とした林床にはオウレン【黄連】が繁茂しています。黄連の根は重要な漢方薬として高値で取り引きされます。
胃潰瘍とか高血圧とか!身体に熱気が宿り、のぼせる傾向のある中高年の疾患に非常に有効です。私も何人も黄連の配剤された漢方処方を使って喜ばれたことがあります。黄連を採集しても決して水洗いをしてはいけません。主成分のベルベリンという苦味成分が水で流れ出してしまうからです。その他の植物ではトチバニンジン【竹節人参】が所々で確認できました。この植物の根も重要な漢方薬で薬用人参【高麗人参】に近い種類です。
トチバニンジン【竹節人参】↓
寒冷な広葉樹の腐葉土を好んで生育します。
一株、大きな根を掘り起こしてみることにしました。一節が一年を示す竹節様のこぶが12個ありました。12年ものです。その根の末端部を慎重に掘り起こしますと丸く肥大した部分が現れます。いわゆる薬用人参の胴体部分に相当する《玉=ぎょく》という部分です。普通、接続部が細い為に皆さん、土中に置き忘れることが多い!部分です。そのトチバニンジンと同じ生育場所にツルニンジン【党参】が茎を伸ばしていました。この植物も我々の職業【漢方薬局】には無くてはならない重要な漢方薬の一つです。
今日は広島県の身近な漢方薬を3種類紹介しました。
日当たりのいい斜面ではマタタビの白い花【ホーム頁表紙画】が花粉をいっぱい貯めて虫を待っています。
ツルニンジン【党参】↓
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