薬王堂気まぐれ通信使 46

今日は広島の町を形成した太田川を遡りました。親友の三上万年青年(通称・オモト78歳青年とも言う)と広島市は北西にあたる地区、そんなに広島市内と離れていない所に、キンポウゲ科のバイカオウレンが咲く時期ですので赴いてみました。バイカとは梅花の意味、オウレンは黄色の連なりの有る根茎を有する【黄連】という漢方薬の意味。漢方薬では非常に重要な胃薬生薬として古来、珍重されたお薬の一つです。普通、黄連の花は細様の花びらを有す【通信使42号参照】、けなげな形態をしておりますが、この五枚の葉を持つゴカヨウオウレンことバイカオウレンに関しましては、しっかりとした五枚の花びらで構成された存在感溢れる花を確認できます。
花は雌雄花・両性花が有るとされますがルーペで見てもその区別がなかなか出来ません。この地域は本当に広島市なのですが、熊が出没します。それにベニバナヤマシャクヤクが自生したりクマガイソウというラン科の貴重な植物が有った地域でもあります。画像でバイカオウレンを紹介します。そのあとで田の尻【たのしり】という、この4月で廃線の予定である加計【かけ】線の無人駅周辺の植物を観察しました。ここにはホソバナコバイモというユリ科の可憐な花が今は盛りと咲き誇っていました。私はこの植物は永く観察していますが不思議な植物の一つと思っています。その理由の一つに、墓のある場所に好んで生育する事。日陰を好む事。花が咲いたらすぐに枯れて深い休眠に入る目立たない植物である事!本当に不思議な、私のような人目をはばかる目立たない植物の一つです。薬用部分は根茎で漢方薬では重要な位置をしめ、体を潤しながら不活性な水分を除去する働きを持っています。中国は四川省の特産品でもあります。しかし、こんな野生の小さな根茎を採掘して商品にする事自体、考えさせられる点が有りますが、参考までに私も一つの株を掘り起こして漢方生薬・川貝母【ホソバナコバイモの根茎にあたる漢名】と比較してみました。【画像参照】
蛇足ながら、今日は長男が仙台から帰ってきまして次男と共に焼き肉やで一杯?いっぱい?飲んで書いております。文中にくどかったり、前後支離滅裂な箇所が有りますが、ごめんなんしょ!
       ホソバナコバイモ[右下は漢薬の川貝母]

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