薬王堂気まぐれ通信使 44
Yakuoudo Capricious Communications Satellite 00・3・12

今日は広島漢方研究会という研究会のお世話と友人の来訪も重なって疲れました。特記する事もないのですが友人の中には通信使を楽しみにしているとの声・ちらほらおだてられればその気になる性質上、じゃあ!一つ書いてみるか・・・の意気込みでお付き合い願いましょう。

広島漢方研究会は午後3時半まで広島市の中心に近い富士見町の県薬剤師会館にて毎月第2日曜日に開催しております。私は入会して早23年にもなるでしょうか?古株の一人となって理事長という名誉な役柄を引き受け(させられ?)ています。各、講師・講義時間の合間を見て平和公園・百メートル道路の春を探しに行きました。公園の一角にサイカチ(Gladitsia japonica)があります。マメ科の落葉高木です。正確にはアメリカサイカチ→と名が記されていますので Gladitsia americana とでも名づけられているのかもしれません。日本のサイカチとほとんど区別のつかない樹木です。この木には秋になりますと30〜40cmにもなる豆鞘がぶら下がります。豆鞘の内面皮にはサポニンを多く含み古代日本およびアジア地区では、この豆を束ねて川水と擦り泡立ちを利用して洗濯をした記録が残っております。又、この豆鞘のサポニン成分を伝統医療の分野で去痰(痰を切る作用)に用いています。更に木のほんの手の届く位置には、『登れば刺さりますぞ!』といわんばかりの画像のような刺が生えておりまして、これも薬用に中国では用いています。その名前を皀角刺(そうかくし)といいます。化膿性疾患に用いまして漢方薬では托裏消毒飲【たくりしょうどくいん】という処方に配剤されます。難しい事はさて置き、画像とサイカチの近くに有りましたヒメオドリコソウ【帰化植物】の画像を添えましてお届けしましょう。余談ながらサイカチの写真を撮る為に上ばかりを見て木の回りを回っておりましたら犬の糞をふんずけてしまいました。何でちゃんととらないのか!とムカッとしましたが私も不注意だったとあきらめた次第です。それほど犠牲を払った貴重な画像だと認識して見ていただければ幸いです。

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↑ヒメオドリコソウ