薬王堂気まぐれ通信使 19
Yakuoudo Capricious Communications Satellite 99・9・5

9月4日土曜日は我父君の喜寿祝を吉本家ファミリーで行いました。総勢35名【写真前後不足の人も入れて】が集いにぎやかな夕べを楽しみました。ちなみに最前列私の横に足を立てて座るのが娘、左側壁にそって長男、次男、愛妻という順です。主役はソファの真ん中で口を開けた父親です。遠くは仙台・沖縄・神戸からこの日の為に身内やいとこ達が駆けつけてくれました。

日曜日は朝から当然二日酔いの状態です。それでも午後から5年に一度の四級船舶操縦士の免許更新手続きに行かなければなりません。広島市の海の玄関、宇品という港の近くに講習場所があります。この宇品にはこんもりとした出島の様子を呈する瀬戸内海国立公園特別地域の元宇品地区があります。1時から始まった海技免許更新講習は退屈で2時間の講習時間内もこっくりこっくり!30年前の大学の講義時間を思い出す一時でした。3時に終了し仙台に帰る長男を空港施設まで車で送る事になっていましたが裏山の元宇品地区が気になって計画変更!コジイの原生林に引き込まれるように足を踏み入れました。地域先端部の灯台があるところには大きなクスノキがあります。樹齢は想像ですが500年以上は経っているでしょう。幹の回りは大の大人が腕を広げて7〜8人でやっと届くというところでしょう。そんな大きなクスノキが何本か樹林に点在しています。そして次に目に入ったのがイヌビワの実です。黒く熟した雌花の実と、黒くならないでイチジクを小さくしたような雄花の集まった実の二種類があります。黒い方は食べてもおいしいのですが青い方は大きくてもちっともおいしくありません。でもイヌビワの実には専門に寄生する虫が住んでいますので食べるにはちょっと注意が必要ですよ。何でも蜂の仲間で実に侵入する時には背中の羽がこすれて落ちてしまい、その後実の中で一生を送り卵も産んで育
てると聞きます。用心用心。無神経な私は今までにさんざん食べてきたのですがおいしいから仕方ありませんね!もしかしたら私の脳みそも変な虫が侵入し卵を産んで育てているかも・・・
その他に目に入った植物を羅列しましょう。先ず木本はクスノキをはじめアベマキ・ハゼノキ・コジイ・アラカシ・モチノキ・クロキ・ナナメノキ・ヤブニッケイ・ムクノキ・キリ・アブラギリ・ヤブツバキ・カクレミノ・シュロ・エノキ・ムクノキ・マサキ・アカマツなどが目に入ります。
地表部にはヒカゲイノコヅチ・ミズヒキ・ヤブラン・オオバコ・ベニシダ・ヤブソテツ・ヒトツバが目に付きます。海岸線ではセトノジギク・カワラヨモギ・ハマナデシコ・トベラ・ナワシログミ・クコ・テイカカズラ・アオツズラフジ・ヘクソカズラなどが有りました。この地域で興味深いのはツチトリモチという植物が有る事です。
モチノキやクロキの根に寄生する植物ですが11月頃には赤い帽子をかぶったような実?花?ができます。時期にはまたその写真を送りましょう。今日はあいにく午後から広島は連日のくもり空、雨も少しふるなか、フヨウ【Hibiscus mutabilis L・アオイ科アオイ属】の花が瀬戸内をバックに咲いていましたので添付いたしま。Hibiscus とはハイビスカス=アオイ属という意味、mutabilis とは色が変化し易い!という意味だそうですよ。朝には淡いピンク色の花が午後には真紅に変化する事から付けられたのでしょう。近い種類にムクゲ【韓国語でムグンハ=韓国の国の花】が有り今が盛りと咲いています。

追伸=前回のヨロイグサ[セリ科]【Angelica dahurica】は漢方薬では白止【正確には草カンムリの下に止という字です】、シシウド【Angelicapubescens】は独活のことです。

薬王堂漢方薬局・鍼灸院 吉本悟

フヨウの花↓

                   
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