●6日の日曜日は久しぶりに親友・負谷(仮名)さんと魚釣りに出かけました。
早朝、朝もやをついての出航でしたが今日は午後から雨と雷の予報が出ていました。汐は大潮、干満の差が激しいので舟での釣りにはあまりよい条件ではありません。
私の船舶操縦の経験は20数年です。
しかしこの20年の間でも海の様子はずいぶんと変化してきています。
先ず、潮位が高くなった事です。
20年前と比べて約15〜20センチくらい潮位が高いように思えます。
それは舟の出し入れをしていて気がつきます。
平清盛は厳島の神社回廊の高さを大潮満潮時でも余裕があるように設計し建てさせています。
何百年も同じ潮の干満を繰り返してきたはずなのに、ここ10年位前から海水位が急に高くなり大潮満潮時には回廊が塩水に浸かる恐れが出てきています。
反面、干潮時に干上がっていた砂浜の面積が少なくなっています。
水位だけでなく海水の温度変化も起きてきました。
10月になっても海水の温度が下がらない現象です。
その為か、海に住む生物にも変化が見られます。
20年前はメバル、鯛、ギザミ(ベラ)といった内海沿岸特有の魚種だけだったのが10年位前から在来種の魚が急に少なくなり始めました。
その代わりにいままで見たことのない魚種が釣れるようになったのです。
10年前に大島近海で今まで一度も釣った事のないベラの種類を釣り上げました。
聞くところによると『イソベラ』または『イヨベラ』であるとのことでした。
ところがこの時を境に年毎にイソベラがその生育範囲を拡大していったのです。
一昨年よりも去年、去年より今年・・・と言ったようにイソベラばかりが多く釣れるようになったのです。(原寸大↓どちらも♂)
在来型のギザミはベラ科の魚ですが冬は砂に潜って冬眠します。
冬から春にかけてギザミは釣るのではなく砂浜で鍬を使って掘ったものです。
イソベラは冬季には食いが鈍りますが一年中釣れます。
海水温度が上昇しているために冬眠をしない種類が蔓延りだしたのだと考えられます。
イソベラの歯は鋭く口から飛び出して、いかにも獰猛=悪食の魚です。
在来型の魚種が捕食していた食べ物を横取りして爆発的に繁殖していると考えられます。
味はどうでしょうか?
イソベラはギザミに比べるとまずいと言う意見が多いようです。潮位の変化を裏付ける画像?として海原の真中で今にも潮に足をすくわれそうになりながら釣りをする人を見かけました。
鳩子の海=大島の端・情島水道は音を立てて大河の如く渦潮が流れていきます。
気まぐれ船頭は渦に巻き込まれないよう舟を操り、予報どうり午後から霧と雨の悪条件の中、羅針盤=コンパスを頼りに舟を進めます。(気まぐれ広島人分の釣果)
沖の小さな無人島では樹齢数百年の針葉樹=ビャクシン↓が岩の割れ目にしっかりと根を張っていました。ホーム 一覧に戻る