薬王堂気まぐれ通信使bP29   2001・11・18
 Yakuoudo Capricious Communications Satellite

週末は福山で学会がありました。
土曜日の午後からの発会でしたが生真面目な私は早朝に家を出ました。
新幹線で福山で降りJR山陽線を二つほど後戻りしますと松永が有ります。
かつて、松永は下駄の生産地として有名でした。
ほーう!と思われる方もいるかもしれませんが高級下駄はホウノキで作られていたんです。
今でも入り江は木材の集積地として利用されています。
海岸の湿地でタコノアシという絶滅危惧種の植物を数年前に見つけたことがあって是非この度もお目にかかりたく朝早くから出て来た訳です。
結局だめでした。
環境が変わり一株も見ることが出来ませんでした。
その代わり潮の引いた砂浜一面に紅葉したハママツナ(アップ画像)を見ることが出来ました。
これにはわくわくしましたね。
北海道ではハママツナに近い種類のアッケシソウがあると聞きます。
これらは植物全体が潮に浸かっても生育できる塩生植物なのです。
その他の塩生植物にハマサジ・フクド・ホコガタアカザが見られます。
残念なことに、このような塩生植物が生えるような浜辺がどんどん失われています。
近くの土手で数年前に見たキク科のカワラニンジン(青蒿)も探しましたがこれも見つけられません。
シソ科のメハジキ(益母草)・トクサ科のイヌドクサ(犬木賊)という植物を確認し納得して福山大学薬学部の会場に赴いたというわけです。会は盛会でした。
私は運営にも携わったのですが一瞬の暇を利用して鞆の浦・仙酔島にも行きましたよ!
元禄時代に朝鮮通信使が立ち寄り旅の疲れを癒したここ真言宗対潮楼、石垣には当時から有ったかどうか?イモカタバミが満開です。
ここからの眺めは千金に値する!と通信使節は褒め称えたと言われます。
デビラが干してある岸壁から小さな舟で仙酔島に渡りますとウバメガシの純林が島を覆っています。
荒い岩肌には今は盛りとツメレンゲが白い花を咲かせていました。

あー!いい学会だった・・・

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