薬王堂気まぐれ通信使bP15   2001・8・5
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今日はそんなに興味をそそるようなお話はないかもしれません。
でも、一週間の締めくくり?ですので少し広島の自然を紹介しましょう。
画像は樽床集落がそのまま沈んでいる芸北町・聖湖(ひじり湖)の今日の様子です。
湖面も静かで真夏にもかかわらず涼しい風がふいていました。

万年青年の要望もあり今日は芸北町に行ってきました。
途中、戸河内町からわき道に入って梶の木という辺鄙な集落に行ってみました。
急な山道を登りきった西向きの斜面に4〜5軒の古い民家が有ります。
今では乗用車がありますので簡単に来ることが出来ますが車のないほんの60年くらい前の時代まで、人々はどんな生活をしていたのでしょうか?
電気ももちろん無かったでしょう。
テレビもラジオも無く、食べるものさえ十分無くて人生60〜70年をこの山奥の集落だけで過ごしたことでしょう・・
忙しすぎる現代とは違う意味の時間の流れがあったと想像できます。

@昔は長男が家を継ぐのが当然でしたので次男や三男は次第に山奥の狭い谷に田を作らざるを得ない!それで奥へ奥へと住み次いでいった!

Aまたは平家伝説があるように戦いに敗れた落人が身を隠すために人里離れた山奥に住み着いた!

Bあるいは上下関係のある武士のストレス社会や人間関係の煩わしさに疲れて隠遁した!

こんなことを考えながら運転していましたら対向車とぶつかりそうになりました。危ない!危ない!
そんな天空の集落にも小さな溜池がありコイやフナが泳いでいましたので、おそらく動物性タンパク質の補助に食していたものと想像します。
池面にジュンサイが花を咲かせています。
ジュンサイの若い芽はお吸い物に入れて食べたんでしょう。
山で獲れる鹿やウサギなどの小動物は肉を乾燥させて保存食料にしていたことも考えられます。
近くの聖湖に沈んだ樽床の遺跡では石器時代の黒陽石で作られた石器が見つかっています。
無駄の無い自給自足の生活!私達には縁のない遠い詞となりましたね!
途中、一輪挿しに入れれば似合うフシグロセンノウが咲いていました。
冬に根を掘り出して湯がいて食べれるコオニユリオニユリ=八重天蓋百合も今が花盛りです。
クワイ=慈姑の親戚のオモダカが白い花を咲かせています。
その他にも次の植物が見られました。
キスゲイワタバコフウロソウトモエソウエゾミソハギマタタビナツズイセンなど・・・
日差しは強い真夏ですが風は秋の気配を感じさせる芸北町の一日でした!

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