漢方薬とは!
漢方という言葉をよく耳にするようになりました。
はたして漢方薬とはどんなものなのでしょうか?
最近は処方箋で漢方薬が投薬されるようになりました。
これは昭和42年にK社の漢方エキス剤=6品目が薬価基準に収載されたのが始まりです。
その後、昭和51年にT社からの漢方製剤=60品目が追加収載されます。
当時は厚生省管轄の審査でしたが多くの問題を残したままの見切り発車でした。
ともあれ現在においては処方箋による漢方製剤は広く用いられるようになっております。
薬局で販売できる漢方薬エキス剤も様々なものがあります。
漢方薬の効果が広く認められてきたということで嬉しいことではありますが反面、安易に使用されたり、様々な誤解が生じています。
漢方薬の大事なことは?あなたは本当に理解しているでしょうか??
あえて言えば漢方薬は煎じて服用するのが本来の姿ですし最大限の効果が期待できます。
漢方薬を用いる上で大切なことを述べてみましょう。

●漢方薬を構成する生薬(薬物)は厚生労働省(日本薬局方)で認可されたものを使用しますが産地が様々で品質によっても値段の差があります。
漢方薬を服薬される方のことを考え、症状が改善されるよう様々な知識を駆使し構成される生薬の選定をいたします。
例えば婦人薬に使用する芍薬(シャクヤク)や当帰(トウキ)・センキュウ・大黄(ダイオウ)・黄連(オウレン)などの生薬は日本産の最上品を使用します。
仕入れが高価にはなりますが安心と効能が最も重要なことです。
薬王堂漢方薬局では他の原料生薬においても同様に考え取り組んでいます。

どちらも日本薬局方・医薬品の優良な品物ですが日本産の黄連は人件費や品薄のため値段が数倍高くなります。

日本では採れない桂皮(シナモン)・麻黄(マオウ)・黄耆(オウギ)・甘草(カンゾウ)といった生薬も上級品を使用することで効果が格段に違ってきます。
同じ漢方薬を利用するにあたっても個人差によって服薬方法(時間・回数・・)や服用量も違ってきます。
手軽で簡便な漢方エキス剤もいいのですが、万民に適応するように!と用量を少なくし個人差が忘れられていることがあります。
本気で病気を治そうと思われるなら、面倒でも良質な生薬を用いた昔からの煎じる方法をおすすめします。
良質な生薬(薬物)・漢方薬処方の選択・適切な分量・服薬方法など漢方薬に関する知識は膨大で長い経験と投薬者の真面目さが不可欠です。

まだ言い尽くせないことはたくさんありますが知識を持った経験豊かな指導者(医師・薬剤師)に相談しながら漢方薬を利用してください。

薬王堂漢方薬局(薬局製造販売業務許可処)では以上のことを大切なことと認識し漢方薬を調剤しております。
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