LECTURE / PHYSICS

レクチャー15:155Q4ブレーキ4ポット化

講師 シシマルQ4さん@アルファ155Q4
科目 物理学3
講義の概要 155Q4に国産車の4ポットブレーキを移植するための技術について
修得単位数 2単位(実技試験あり)

ようやく、155Q4に国産の4POTキャリパー流用、移植成功いたしました。
無謀とも思われるチャレンジでしたが、「155のブレーキをなんとかしたい」と思う人に少しでも参考になれば嬉しいです。

通常、国産のキャリパーを取り付けるというと:
・キャリパーを取り付けるブラケットの製作
・(155のローターとハブ径が違うので)58パイのハブリング製作
・ローターにPCD98の穴を新しくあける
ことが必要なので、結構コストがかかってしまいます。
また、ハブリングとローターが合わないとハンドルにジャダーが出てしまうなどの不具合が出ます。
本当はブレン○とかから出ているコンバージョンキットなど買えば良いのですが、そこまでの資金がありません。
そこで、ローターは155用のままで国産4POTキャリパーを移植できないかと、バカげたことを考え始めました。

試しに最初はキャリパーの取り付け間が同じR32(スカイライン)の4POTキャリパーを試しました。
しかしキャリパーブラケットを製作し取り付けてもR32のローターの径、厚みが全く違うため失敗に終わりました。(155のローターとキャリパーを外してR32のキャリパーを付けてみると、キャリパーの付くボルト間の幅が同じため、ローターを外した状態ではそのまま付きます。ただローターは付きませんでした。)

今度は色々調べ尽くして再チャレンジです。
国産4POTキャリパーを取り付けるには:
・ローターの厚み(4POTキャリパーのローターは厚みがあります)
・ローターの径
・キャリパー取り付けのボルト間
がキーポイントとなること(一番重要なのはローターの厚み)がようやくわかりました。
155Q4&V6(TSは調べてないので解からないのですが同じかも?)のフロントローターは径が284ミリ、厚みが22ミリなので、この厚みと径のローターが付いている4POTキャリパーの国産車を探しました。
調べた結果、FC&FD(RX-7)のキャリパーにようやくたどり着きました。
FC&FDのローターのサイズですが、FCが径276ミリ、厚み22ミリ、FD16インチが径285ミリ厚み22リ、FD17インチが径194ミリ、厚み22ミリということがわかりました。(実際のローターの数値が違うかもしれませんがご了承ください。)
そして、FDの16インチ用の厚みが155と同じ22ミリ、径がその差1ミリなのでこれはイケルのじゃないかと思い、FD16インチ用のキャリパーをヤフオクでゲットしました。
FDのキャリパーはR32のキャリパーのキャリパーより少し小さいです。

早速155のキャリパーを外しFDのキャリパーを合せてみたら、なんと狙い通りピッタリ、パットの当たる面もはまるではないですか!(ローターのパットのあたる面は55ミリです。)
まず、型どりしてブラケットの製作。
とりあえず加工しやすい材質ということで12ミリの厚みのアルミ板を型に合わせて切って型を削って加工、13ミリの穴を開けて、型紙と合わせていざ取り付けてみることに…。(簡単そうに見えますが、この作業に大半の時間がかかりました。失敗も多かったし…。中でも最初の型どりが一番大変でした。)
これが、できあがったシシマル・オリジナルブラケット第1号。

いよいよ、取り付けです。
まずは、155のキャリパーを外します。
そしてブラケットとFDの4POTキャリパーを取り付けます。(ローターもブレーキースも155のを使用します。)
取り付けて、ブレーキホースを付けたらたら、エアー抜きします。
今回パットはFD用エンド○スのパットをチョイスしました。
こんな感じです。

ホイールを取り付けて(ホイールとキャリパーが当たる場合スペーサーを入れてください)試運転開始です。

全然ブレーキの効きが違います。
「今までの155のブレーキは何?」というくらい…。
それと今私のQ4に入れている(ブレン○の)ドリルドローターの独特な特徴も、もの凄く体感できます。
思わず、ニヤケてしまいました。

こんな感じで国産4POTキャリパーの流用、移植に成功しました。
ほとんどブラケットのみの「ポン付け」です。
特徴とメリットは、アルミ製4POTキャリパーなので155のキャリパーより全然軽いです。
軽いということはバネ下重量を抑えることができます。(フロントヘビーなQ4&V6には良い結果)
また、パットの選択の幅も広がります。(国産なのでコストも安く済むし…)
最大のメリットは、ブレーキが今まで以上に「効く」ということです。
型ができあがっているので、2004年明け早々に頼んでいた鉄工所(加工所?)に型ヌキ製作と穴あけを依頼して使用する素材を選んで、きちんと製品化できるくらいキレイに作って貰います。
私も欲しいと思う人(V6も含む)がいましたら、(型ヌキが決まれば)みなさんにも、お安く(素材によっては)提供できると思いますので興味がある人はご連絡ください。(1セット2万前後とのこと、まだ話の段階で正式な見積もりはまだです。数によってまた値段など変わると思います。) 問い合わせは終了しました

備考ですが、私が思うには155にビックローター、キャリパーを付けてもそのキャリパーの性能を生かすことができないと思っています。
なぜならブレーキのマスターバックの容量が小さく、せっかくの大きいキャリパーの性能を引き出すほどの性能(容量)がないからです。
反論ある人もいると思いますが、あくまでも、私なりの考えなのでご了承くださいませ。

編集部注:本移植の情報の流用ついては自己責任でお願いします。


受講レポート:相変わらずバイタリティー?旺盛なシシマルQ4さんの痛快?なレクチャーです。次はいったい何をやってくれるのか?(笑) (編集長さんま)

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