| LECTURE / GEOGRAPHY |
レクチャー11:イタリア車紀行8【帰国の途へ】
| 講師 | i-yokoさん@アルファ155V6 (099/250) |
| 科目 | 地理学2-8 |
| 講義の概要 | 単身でイタリアに渡り、クルマ関係の名所を訪れた貴重な体験談の第8部 |
| 修得単位数 | 2単位 |
8.帰国の途へ(9月28日)
長いようで短かったイタリア滞在。とうとう帰国です。しかしながら、大問題が発生しておりました。ミラノのマルペンサ空港に行ったら、なんと、空港がストライキをやっておりました。私が乗る11時20分発フィンランド、ヘルシンキ行きの飛行機は、18時00分発に変更されていました。6時間40分の遅れです。ヘルシンキ空港で成田行きの飛行機に乗り換える予定でしたが、乗り換え時間が2時間だったので、18時00分にマルペンサ空港を出ては成田行きの飛行機に間に合いません。しかも、ヘルシンキ−成田間の飛行機は週2便しかなく、土曜日出発の後、次の便の出発は火曜日です。私のチケットは格安航空券でFixチケットですから変更ができません。がーん。日本に帰れない。行きの飛行で一緒だった人(この人も同じ飛行機で帰る予定だった)とも会い、まず、○ィンランド航空のチェックインカウンターで、「可能な限り早く、別ルートで帰れないか?」と聞きました。しかし、「ここでは判らないから、チケットセンター(○ィンランド航空はSEA(イタリア空港)にチケットの扱いを依頼している)に行ってください」と、赤毛の綺麗なお姉さんに連れて行かれました。その後、チケットカウンターで調べてもらうと、しばらく待たされた後、「ここでは判らないから、○ィンランド航空のチェックインカウンターに行ってくれ」と、たらい回しにされてしまいました。再び、○ィンランド航空のチェックインカウンターに行き、今度は赤毛のお姉さんに調べてもらうことになりました。しかしながら、ITと書かれた格安航空券では変更ができず、「どうしても急いで帰りたいなら、○ALの直行便を確保することができます」と言われました。しかし、金額が2400ユーロ(30万円)!! 正規の片道料金ではないか。このとき、○AL(成田−ミラノ直行便)の往復正規割引航空券(33万円)を買っておけば良かった、などと思ってしまいました。
どうしようもないので、旅行会社○TBのローマ支店に電話したら、当たり前ですが、「飛行機の問題は、ご本人と航空会社との交渉次第ですので、がんばってください」とのことでした。また、今回、○TBで勧められた○ェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険に入っていたので、航空機遅延費用等担保特約について、ローマデスクに確認の電話を入れたところ、契約書には「6時間以上航空機が遅れれば、1日当たり2万円まで、ホテル代、食事代が保証されます」、と書いてあったにもかかわらず、話しを聞いてみると「ストライキの場合は、例え、6時間以上の遅れであっても、保険金は支払われません」と返答されてしまいました。「どこにもストライキのことは書いていないのになあー」と思いつつ、「保険と言っても、本当に困ったときには、役立たないのですね」と言って電話を切りました。実はこれ、保険会社の大きな間違えでした。帰国の1ヶ月後、もう一度、○ェイアイ傷害火災保険の日本の事務所に電話したところ、保険対象であると言われました。「えー、なにそれ」という感じです。保険金請求には、航空機遅延証明が必要でしたが、なかったので代用となるもので証明しました。また、昼食代の領収書はすでに捨てていたのですが、事情が事情なので、食事代も含めて全部で17,590円を支払ってもらいました。大きいですよね。ローマデスクがきちんと対応してくれれば、安心できたし、また、もう少し、お茶でも飲んでくつろげたのに…。一応、書面で謝罪の返事をいただいたし、「航空機遅延につきましては、今後、ローマデスクだけでなく、世界中のデスクにも、改めて指導致します」とのことなので、今後、私のように困ることはないと思います。安心して海外旅行に出かけてください。でも、もし、今後、海外旅行された方で、再び、同じようなことがありましたら、多いに怒ってください。
結局、ミラノのマルペンサ空港では、全く情報が入らず、また、30万円も払う気がないので、会社の上司に「空港がストで、かつ、フィンランドからの飛行機が火曜日発なので、木曜日から出社します」と連絡しました。すると、「仕方ないから、いいですよ。でも、良い経験しているねー」と、返事を受けました。とりあえず、飛行機でヘルシンキまで行けるので、フィンランドに3日間、滞在することにしました。でも、情報が何もないのに何をすればよいのだろう。しかも、緯度が高いから寒いし…。
その後、マルペンサ空港で、いっしょにチケット交渉していた人に事情を説明し、そこで、分かれました。結局、この人はヘルシンキ行きの飛行機に乗りませんでした。直行便で帰ったかどうかはわかりませんが、結局、自費で帰国したはずです。
マルペンサ空港で、6時間以上、「ボー」とイスに座って待つことにしました。たくさんの日本人がいましたが、○ALの直行便だったのでしょう。大変、のんびりしておりました。うらやましい。私はというと、ヘルシンキで何をすればいいんだろう、と不安に思っておりました。
なんだかんだで、飛行機の出発時刻が来ました。仕事でミラノからヘルシンキに向かう日本のビジネスマンがいたので、いろいろ世間話をし、「ヘルシンキは良いところだし、事故なんだから楽しんだら…」と言われました。結構、気が楽になりました。やはり、人と話しをすると気が楽になりますね。また、チェックインカウンターで応対してくれた赤毛のお姉さんが、飛行機の搭乗窓口にいて、「良い旅を」と声を掛けてくれました。気にしてくれていたみたいで、嬉しかったです。
さて、飛行機に乗りこみ、安定飛行に入ると、相変わらず、イタリア人は通路に立って、会話を楽しんでおります。どう考えても修学旅行の貸切状態です。乗務員も注意しないし、これがイタリア流の飛行機の乗り方なのでしょう。感心、感心。
飛行機は夜10時、無事にフィンランド、ヘルシンキ空港に到着しました。とりあえず、カウンターにいた○ィンランド航空の人に、マルペンサ空港のストライキのことを説明し、今後の飛行機のことを確認してみました。パソコンでチェックしてもらったところ、「ロンドン、ヒースロー経由で帰れるかも知れないから、上のチケットカウンターに行ってください。でも、今日はついてないですね」と言われました。私も、「ついてないです」答えつつ、大変気が楽になりました。「Thank
you.」と言って、上のチケットカウンターに行きました。ここで、翌日発のヒースロー経由成田行きの航空券(ヒースロー−成田間は○国航空、○フィンランド航空の提携会社)を発行してくれました。航空会社の責任ではなかったので、ホテル代は出ませんでしたが、1日遅れで日本帰れることになりました。ラッキー。これが、ミラノで判っていたら、どんなに楽だったろう。でも、やはり、利用している航空会社の本拠地に行かないとチケットを変更できるかどうかは判らないようです。ですから、何らかの理由で飛行機が遅れたら、まず、情報確認し、そこで何も判らなければ、取り敢えず行けるところまで行って、そこで、話しをする方が良いことが判りました。良い経験でした。今思うと、フィンランド空港の人、○ィンランド航空の人、マルペンサ空港の人、みんな親切でした。
その後、空港の案内所で、フィンランドのヘルシンキ空港内の宿を紹介してもらい、1泊することにしました。値段は朝食付で128ユーロ(15000円くらい)でした。この段階では、保険が出ることを知らなかったので、手痛い出費だと思いました。でも、明日、帰れるから気楽でした。(つづく)
写真:
・空港スト、上から4行目AY0794、11:20発が18:00発へ
無責任レクチャー by 編集長さんま