
鉢花を長く咲かせ、かつ美しい姿を維持するためには、生育環境や日常の管理だけでなく、開花中の手入れも必要になってきます。
美しい姿で長く花を楽しむためには、花がら摘みは欠かせない作業です。特にパンジーやペチュニアなどのように種子ができやすい植物は、花がら摘みを行わないと養分をそちらに取られて後の花が続かなくなり、株の寿命も短くなります。
また、花がらや傷んだ葉は見苦しいばかりでなく、灰色かび病などの病気を招くことにもなるので注意が必要です。
切り戻し
ペチュニアやサルビアなど春から秋まで長く咲き続ける草花は、夏になると暑さと草勢の衰えで花つきが悪くなってきます。このような株は、草丈の半分くらいまで切り戻してください。追肥を与えて管理すると、秋には再び花を咲かせてくれます。
支柱立て・誘引
コスモスやユリ、デルフィニウムなど草丈の高くなる草花は、強い風に当たったり、花の重みで倒れやすいので、50〜60cmに生長したころに支柱を立てておきます。
また、プーゲンビレアやハゴロモジャスミンなどつる性の花木は、植え替え時に支柱を立てておき、新しく出る杖をまめに誘引して支柱に絡めていくようにします。アーチ形、あんどん形など支柱の立て方を変えて、変化を楽しんでもよいでしょう。
整枝・剪定
花木の場合は樹形を整えると同時に、翌年の花つきをよくするために整杖・剪定は欠かせませんが、樹種により花芽分化期 (花芽が作られる時期)と花芽のできる位置が違うので注意が必要です。
通常、剪定の適期は花芽分化期前の花後すぐになり、春に開花するものは6〜8月、夏から秋にかけて開花するものは開花の数か月前に花芽分化の行われるものが多いようです。
花芽のつき方は、その年新しく伸びた枝に花芽がつくタイプ、前年伸びた枝に花芽がつくタイプに分かれ、さらに前者は花芽のつく位置が項芽だけのタイプ、腋芽だけのタイプ、頂芽と腋芽の両方につくタイプに分かれます。